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グロ展開『まどか☆マギカ』脚本・虚淵玄ってどんな人?ーーヒロイン「童貞、食いてえ!」の謎!

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―本誌ライターの小山内さんによる、コラム「オタク学」。「オタク的な分野×社会学」というテーマのコラムです。第39回です。―

放映されたばかりの第8話の内容が凄過ぎて、ネットの話題を独占している感のあるアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』だが、視聴者の阿鼻叫喚や絶賛の声は、主に脚本の虚淵玄(うろぶちげん)さんに向けられていることが多い。(TOP画像は「魔法少女まどか☆マギカ」より引用)

虚淵さんはこれまでの作品の中でも、バイオレンスな描写や救いのない終わり方に定評のあるシナリオライターとして認識されていた。今回の『まどか☆マギカ』がダークでヘヴィな方向に進んでいるのも、虚淵さんが脚本を担当していることが大きいのではないか、という推測が成り立つからだ。

■アダルトゲームブランド・ニトロプラスの主力シナリオライターとして活躍

虚淵さんは元々18禁PCノベルゲームのシナリオライターだ。代表作としてニトロプラスから発売された、『Phantom―PHANTOM OF INFERNO―』や、『吸血殲鬼ヴェドゴニア』、『沙耶の唄』といった名作がある。

いずれも銃器が活躍し、血潮が宙を舞うハードな作風となっている。ニトロプラスのエロゲーブランドとしての特異性と作品の魅力は、以前非モテタイムズでも触れた。(「可愛過ぎる巨乳看板娘「すーぱーそに子」と、敏腕シナリオライターを複数抱えるエロゲブランド「ニトロプラス」とは!?」参照)

■ブラクラ作者が痺れた、『続・殺戮のジャンゴ』ヒロインのセリフ

といってもノベルゲームやアダルトゲームは何だか敷居が高い、という人のために、ここでは一般向けの小説作品も紹介しておこう。

虚淵さんはメディアミックス作品を執筆することもあり、その代表作がTYPE=MOONのノベルゲーム『Fate/stay night』の公式同人作品『Fate/Zero』(星海社文庫版が刊行中)と、広江礼威さんの漫画『ブラック・ラグーン』のノベライズ(小学館・ガガガ文庫にて二冊が発売中)だ。

虚淵さんの手による『ブラクラ』のスピンオフ小説の刊行を記念して行われた、原作者である広江さんとの対談が原作漫画の第8巻に収録されている。そこで広江さんは、虚淵さんの作品に惚れ込んだきっかけとして、アダルトゲーム『続・殺戮のジャンゴ』を挙げている。

「まず良かったのは、ヒロインの一人が開口一番『童貞、食いてえ!』っていうところですね(笑)。ま、そこで僕は(ハートを)ズキューンとされちゃったわけです。何という正しいビッチだ!と。」

二人は対談中、「強い女性」についての話で盛り上がる。広江さんの『ブラクラ』に登場する女性キャラも、笑いながら銃をぶっぱなし退屈紛れに人を殺す、おっかないヒロインばかりだ。そういうところでウマがあったのかもしれない。

『まどか☆マギカ』で虚淵ワールドに興味をもたれた方は、よりストレートにバイオレンスな、他の虚淵作品にも触れてみて欲しい。

※画像:(http://www.madoka-magica.com/)、(Amazon)

(小山内)

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小山内 聡(おさない そう)
漫画とアニメとゲームが好きで軍事オタクの文系大学生。趣味はノンフィクションを読むこと。はてなダイアリー『日の丸海賊団』で書評を書いています。
http://d.hatena.ne.jp/kurohige-ossadot/
ツイッターはこちら↓
http://twitter.com/#!/ossadot

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